Falcoは、システムコールを使用してシステムを保護および監視するLinuxセキュリティツールです。
FalcoはKubernetesランタイムセキュリティに使用できます。 Falcoを実行する最も安全な方法は、ホストシステムにFalcoを直接インストールすることです。これにより、侵害された場合にFalcoがKubernetesから分離されます。 その後、Falcoアラートは、Kubernetesで実行されている読み取り専用エージェントを介して使用できます。
分離が問題にならない場合は、FalcoをKubernetesで直接実行することもできます。 Kind、Minikube、Helmなどのツールを使用してKubernetesで直接Falcoを実行する場合は、サードパーティ統合をご覧ください。
以下のパッケージマネージャーアーティファクトを使用してFalcoがインストールされている場合は、次のものが用意されています:
systemd
を介してウォッチされる/etc/falco
にインストールされた健全でデフォルトの設定ファイルあるいは、以下で説明するのように、バイナリパッケージを使用することもできます。
falcosecurity GPGキーを信頼し、aptリポジトリを構成して、パッケージリストを更新します:
curl -s https://falco.org/repo/falcosecurity-3672BA8F.asc | apt-key add -
echo "deb https://download.falco.org/packages/deb stable main" | tee -a /etc/apt/sources.list.d/falcosecurity.list
apt-get update -y
カーネルヘッダのインストール:
apt-get -y install linux-headers-$(uname -r)
Falcoのインストール:
apt-get install -y falco
カーネルモジュールドライバのFalcoとデフォルト設定がインストールされました。 Falco は systemd ユニットとして実行されています。
Falcoでの管理、実行、デバッグの方法については、runningを参照してください。
Falcoのアンインストール:
apt-get remove falco
falcosecurityのGPGキーを信頼してyumリポジトリを設定する:
rpm --import https://falco.org/repo/falcosecurity-3672BA8F.asc
curl -s -o /etc/yum.repos.d/falcosecurity.repo https://falco.org/repo/falcosecurity-rpm.repo
注 - 以下のコマンドは、DKMS と
make
がディストリビューションで利用できない場合にのみ必要です。DKMSが利用可能かどうかは、yum list make dkms
を使って確認できます。必要であれば、以下のようにしてインストールしてください。必要であれば、yum install epel-release
、yum install make dkms
を使ってインストールしてください。
カーネルヘッダのインストール:
yum -y install kernel-devel-$(uname -r)
注意 - 上記のコマンドでパッケージが見つからなかった場合、パッケージを修正するために
yum distro-sync
を実行する必要があるかもしれません。システムの再起動が必要になるかもしれません。
Falcoのインストール:
yum -y install falco
カーネルモジュールドライバのFalcoとデフォルト設定がインストールされました。 Falco は systemd ユニットとして実行されています。
Falcoでの管理、実行、デバッグの方法については、runningを参照してください。
Falcoのアンインストール:
yum erase falco
最新のバイナリをダウンロード:
curl -L -O https://download.falco.org/packages/bin/x86_64/falco-0.31.1-x86_64.tar.gz
Falcoのインストール:
tar -xvf falco-0.31.1-x86_64.tar.gz
cp -R falco-0.31.1-x86_64/* /
以下の依存関係をインストールします:
libyaml
下記のようにドライバをインストールしてください。
ドライバがインストールされたら、手動で falco
を実行することができます。
ドライバをインストールする最も簡単な方法は、falco-driver-loader
スクリプトを使うことです。
デフォルトでは、まず dkms
でカーネルモジュールをローカルに構築しようとします。それが不可能な場合は、ビルド済みのものを ~/.falco/
にダウンロードしようとします。カーネルモジュールが見つかれば、それを挿入します。
eBPFプローブドライバをインストールしたい場合は、falco-driver-loader bpf
を実行します。
最初にeBPFプローブをローカルにビルドしようとしますが、そうでない場合は ~/.falco/
にビルド済みのものをダウンロードします。
設定可能なオプション:
DRIVERS_REPO
- この環境変数を設定して、ビルド済みカーネルモジュールと eBPF プローブのデフォルトのリポジトリ URL をオーバーライドします。
例えば、https://myhost.mydomain.com
や、サーバが https://myhost.mydomain.com/drivers
のようなサブディレクトリ構造を持っている場合には、https://myhost.mydomain.com/drivers
となります。
ドライバは以下のような構造でホストされる必要があります:
/${driver_version}/falco_${target}_${kernelrelease}_${kernelversion}. [ko|o]
ここで、ko
と o
はそれぞれカーネルモジュール、eBPF
プローブを表します。
例、 /a259b4bf49c3330d9ad6c3eed9eb1a31954259a6/falco_amazonlinux2_4.14.128-112.105.amzn2.x86_64_1.ko
.
falco-driver-loader
スクリプトは、上記のフォーマットを用いてドライバをフェッチします。
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